<ハンカチ王子>斎藤まだ伸びる スカウト陣、投球術を評価(毎日新聞)

 東京六大学野球のスターにして、早大の第100代主将を務める斎藤佑樹投手(21)の大学最後の1年が始まった。早くもドラフト1位指名を公言する球団が現れるなど、動向が注目される存在。果たしてその評価は?【岸本悠】

 1日の東大戦。今季3回目の先発となった斎藤は絶好調とまでは言えず、2点を先行される苦しい展開。それでも後半は調子を取り戻し、完投で今季初勝利を挙げた。この日は早稲田実業高の先輩であるソフトバンクの王貞治球団会長も視察。「立ち直ったのはさすが。(投球が乱れても)ゲームにする力がある」とたたえた。

 その斎藤をロッテは今年1月、異例の早さでドラフト1位指名と決めた。石川晃球団副代表は「持って生まれたのか、自分で作り上げたのか、人とは違うオーラを持っている。野球選手としてもまだまだ伸びしろがある」。東京六大学リーグ戦で、これまでに51試合に登板して26勝10敗。現役選手では最多の勝ち星を誇る。今季初公式戦の立大戦(4月10日)でも、神宮球場のネット裏にセ・パ12球団に加え大リーグのスカウト陣まで陣取った。

 大学生活は決して順風満帆とは言えなかった。昨秋の早慶戦では連投したが、初戦で四回KOされたのに続き、2回戦も最終回に自らの暴投絡みで失点。優勝を逃した。「神様の試練でしょうか」とつぶやいて、珍しく悔し涙を流した。

 ◇変化球に磨き

 だが、先の東大戦で見せたような修正能力はさすがだ。球速が増したわけではないが、大学では変化球に磨きがかかった。スライダー、フォーク、カーブに加え、ツーシームやチェンジアップ、そして今オフに覚えたというカットボールと多彩な球種を操る。

 広島の苑田聡彦スカウト部長は斎藤の成長を「ストライクとボールの出し入れがうまくなった。相手にファウルを打たせてカウントを有利にする術を心得ている」と高評価。

 ◇練習3年休まず

 体調管理も徹底しており、早大の応武(おうたけ)篤良監督によると、この3年間、一度も練習を休んだことがない。大学では教育学部の社会科学専修に在籍。学業とも両立しながら、「日本の大学生の中で最もハードに野球をこなしている」という。

 早稲田実高3年夏の甲子園での駒大苫小牧高との死闘、“ハンカチ王子”のニックネーム……。見る者を引きつける「吸引力」は大学生になっても健在だ。

 東京六大学の入場者数は、斎藤入学直後の07年春は前年秋の約1.5倍の約37万8500人と急増。08年秋は30万人を割り込んだが、09年春秋はいずれも30万人台を回復した。早大では試合前にマスコミ向けの公開練習日が設けられるなど、注目度は高い。

 ◇「プロ気になる」

 「プロ野球のニュースが正直、いつも以上に気になる」とプロ入りに本音をのぞかせる斎藤。甲子園をともに沸かせた楽天の田中将大は今やプロ野球を代表する投手の一人に成長。自分の身の振り方も考えれば、気にならないわけがない。

 今秋のドラフトは、早大の大石達也、中大の沢村拓一、東海大相模高の一二三(ひふみ)慎太ら、1位候補の投手が目白押し。しかし、アマチュア野球にくわしいドラフト評論家の小関順二さんは「スター性も含めて、やはり斎藤君が最注目」。斎藤にイメージを重ねるのは、メジャー300勝の頭脳派投手、グレッグ・マダックス(ブレーブスなど。08年に引退)という。「駆け引きの巧みさは21歳とは思えない職人芸。プロでも間違いなく通用する」と太鼓判を押す。

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by 8wqidkrgb4 | 2010-05-13 06:45